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【書評】 高山文彦『麻原彰晃の誕生』文春新書

松本智津夫死刑囚の幼少時代からの経緯を伝記的に描いたものであるが、
自分が強く思わされたのは、
「誰でも麻原彰晃になりうる可能性がある」ということである。

松本智津夫は、親に捨てられ、盲学校に入れられたという不幸な過去を持ち、
あたかもその心の空白を埋めるかのように、自分を高め他人を利用しようとする。

智津夫にとって、幼いころから、社会は自分の敵であった。

そんな智津夫と同じように狡猾で、他人を傷つけ、自分が悪いくせに、勝手に被害者意識を作り出して、自己保身に一生懸命で、自分の殻に閉じこもってしまい、さらに他人に嫌な思いをさせつづける人間というのはみなさんの周りにも一定の割合でいるかもしれない。

はじめは、小さくてささやかであった「オウム神仙の会」も、「オウム真理教」になるにつれ何かの狂気に取り付かれたように「ハルマゲドン」の被害妄想を持ち始め、ついにはあのような事件に至ってしまったのである。

「麻原も社会から排除された被害者である」ということはある程度は言えるかもしれないが、
決して同情はしない。
そして、決して同情などしてはいけない。

しかし、麻原彰晃、オウムを求め、作り上げていったのは
ほかならぬ、同じような心に空虚さを抱え、現実を超えた世界に救いを求めようとした信者でもあったのかもしれないし、社会でもあったのかもしれないし、時代であったのかもしれない。



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