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【書評】小川和佑『桜の文学史』文春新書

日本の文学表現に連綿とつづく「桜」に対するさまざまな想いがこの本に綴られ、日本人の桜に対する美意識の変遷の歴史が一覧できる。
なぜ日本人は、特に「桜」に思い入れがあるのか。その表現がどのように変化してきたのか。この本の詳細で多岐にわたる引用によって、日本人が桜によって豊かな感受性を育んできたことがわかり、そして、現代の私たちの桜への想いは、先人から大切に受け継がれてきたということが、理解できる。

記紀時代から現代文学までの日本文学史上、実に多様な桜についての表現が出てくるので、読者それぞれが自分の好きな表現を自由に選ぶことも可能だ。
私が好きなのは「夕桜 家ある人は とくかえる」という一茶の俳句。江戸の桜の名所で多くの人が花見に訪れるが、夕暮れとともに人々は家路に急ぎ人影がひいていく情景を見て、十五歳で故郷の信濃を離れて長く江戸に住む一茶が、故郷を思う自分の孤独感と重ねあわせた表現が心に残る。

なお、著者の年齢などの制約から、現代文学といっても、渡辺淳一あたりまでしか追えていないのは残念。
最近ならば文学作品だけでなく、ポップスにおいて、桜を題材にした歌をたくさん聞くことができる。男性によるものならコブクロの「桜」などがあるし、女性シンガーならば渡辺美里の「さくらの花の咲くころに」が私は好き(年代がバレますな)。(でも私が個人的に一番好きなのは、実は「夜桜お七」(歌:坂本冬美 作詞:林あまり)だったりするが・・)
文学史から発展して、ポップスの歌詞にある桜観を追うのも面白いかもしれない。



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