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【書評】伊藤之雄『山県有朋―愚直な権力者の生涯』文春新書

山県有朋の生涯についてまとめた本。彼は政党嫌いで有名だったが、それは彼が軍人であること以上に、二度に渡る外遊時代にフランスの過激的民主主義の流れ(ブーランジェ事件)などに居合わせてしまい、民主主義は国益に合わないという観念を強くしてしまったためと感じた。また、対外政策については強硬派でもなく、むしろ大陸進出や欧米列強との戦闘には消極的であった。政党政治が進む中、彼は旧来の藩閥官僚や学士官僚のうち政党官僚の道に進まなかったものたちからの求心力を集めていく。それが、内務省や陸軍省での山県系官僚を形作っていったのだろう。山県が元老として力をもった背景には、幕末を生き抜いたもののうち、維新三傑は早期に没し、その後あとを継いだ伊藤が朝鮮半島で暗殺されて以降、明治天皇が頼るものがいなかったためだ。その他の元老、井上馨、大山巌、松方正義のうち、大山以外は軍人ではなく、大山も山県を支持していたため、彼以外に明治時代に陸海軍を束ねられる人がいなかったのも大きなポイント。彼の死の直前に開かれたバーデンバーデンの密約で、山県系の排除が画策された背景には、大陸政策に消極的な山県、人事権を掌握している(藩閥思考と思われた)山県、さらには権力の権化と目された山県に対する否定的な見解が出たのだろう。



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