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【書評】ボリス・シリュルニク『憎むのでもなく、許すのでもなく―ユダヤ人一斉検挙の夜』吉田書店

筆者は幼少期にナチスによる強制連行にあう。かろうじて生き残るも、トラウマに苦しみながら、大変な努力を重ねて精神分析医となる。

「憎むのは過去の囚人であり続けることだ」

過去のトラウマに悩まされる人は、自身のつらい過去を更新するために物語化を行うことがある。
記憶というのは事実の断片にそれぞれの意味を持たせているので、そこで語られる過去の出来事というのは事実とは異なる場合があるようだ。また、たびたび不平を口にする事もあるため、なかなか周囲の共感を得られない。

しかし、このような物語化は自己肯定のための行為で、暗い過去を希望のあるものへ更新するために必要なものだ。
周囲が「物語」を否定すると、行き場がなくなり、本心を心の底に沈めるしかない。そうなるとトラウマに悩まされる人は、憎しみを消すことができない。

へこたれない精神を養うには、このような過去の更新作業に粘り強く付き合う、伴走者が必要なのだと思う。

人間は過去を更新しながら生きている。
本書は家庭不和やいじめなど、過去のトラウマから解放されるために大いに役立つかもしれない。



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