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【書評】芦原睦『心の中の5人家族~彼らが織りなす人生ドラマ ~交流分析における構造分析と脚本分析の活用~』チーム医療

精神分析の一分野として交流分析がありますが、以下の4つから成り立っています。

 1.構造分析-心の中の状態を知る
 2.交流パターン分析-人とのやり取りのパターンを見る
 3.ゲーム分析-対人関係の中で繰り返される悪いクセを分析する
 4.脚本分析-人生をドラマに見立て、シナリオを分析する

この本では構造分析と脚本分析を取り上げてます。

構造分析ではエゴグラムを使って、5つの心や、エゴグラムで描かれたグラフの形から見たその人の「生き方のクセ」を見ていきます。

リワークでエゴグラムをやられた方は、1つ1つの自我状態(CP、NP、A、FC、AC)についての説明はあったと思いますが、全体で見た場合、つまりエゴグラムの形から見た場合の説明はなかったと思います。「1つ1つは分かった。で、全体としてどうなの?」と思われたのでしたら、この本や「自分がわかる心理テスト (ブルーバックス)」「自分がわかる心理テストPART2 (ブルーバックス)」を一読されることをお勧めします。

一番面白かったのは脚本分析のところ。「男はつらいよ」の主人公、フーテンの寅さんの脚本分析をしています。「人生ドラマの自己分析―交流分析の実際」ではマリリン・モンローや勝海舟といった実在の人物の脚本分析が行われていますが、映画の主人公というのがちょっと変わってて面白いです。

この本で知ったのですが、フーテンの寅さんは悲惨な生い立ちだったこと。第1作で以下のようなセリフがあるそうです。

・・・私の親父ってなァねえ、たいへんな女道楽、私のおふくろは芸者なんですよ。その親父が言うにはね、親父がヘベレケのとき、私は作った子どもなんだってさ。・・・死んだ親父はね、私をブン殴るときァ、いつも言っていたね、お前はヘベレケのときつくった子どもだから生まれつきバカだってよう。俺ァ口惜しかったなァ、酔っ払ってつくったんだもんな俺のこと・・・

こんなことを言われて育てば禁止令が・・・。

男はつらいよの脚本を書かれた方が精神分析などを知っていたのかどうか分かりませんが、この本の解説を見て「なるほど、納得」しました。第1作目の映画も見てみようと思います。

本の大きさはB5版なので届いたときにちょっと驚くかもしれませんが、文字も適度に大きく、分かりやすく書かれているので初めての人でもスラスラと読めると思います。



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