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【書評】ピーター・ブロス『息子と父親―エディプス・コンプレックス論をこえて 青年期臨床の精神分析理論』誠信書房

『ハムレット』は文学上のモナリザ。
E.Jonesの名前を聞きかじったことがある程度の私には、それを越えていこうとするブロスの解釈は、興味深かった。
カフカ論はもう少し煮詰める必要があるとともに、機が熟す必要もある。
総論では、特にエリクソンを引きながら論じている、64Pが秀逸。
二者期という観念を知ったのは大きい。
言わせてもらうと、訳が読みにくいのが難点である。
この訳者の読みやすい他作品の訳も知っているので、ブロスが硬い表現をしているのだとは思う。
しかし、もっと柔軟に訳すことはできるはず。



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