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【書評】ジークムント・フロイト『ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの』光文社

フロイトが文学作品を取り上げて作者や登場人物への分析的な考察を示した論文集。
現在「ドストエフスキーと父親殺し」のみ読了。

ドストエフスキーの著作では、利己心による犯罪、政治的な犯罪、宗教的な犯罪を題材にする。しかし晩年、「カラマーゾフの兄弟」で描こうとしたのは、父親殺しという原犯罪であったのは、とても興味深い。

また、ドストエフスキーの抑圧された同性愛嗜好は著作を読んでてなんとなく感じていたので言及されてて、やっぱりか〜と言ったところ。

『罪と罰』において、ラスコーリニコフは殺人そのものではなく、方法がまずかったことを悔いる。これに関しては、「きわめてロシア的な特徴」の言葉通り、文化コードの差異による違和感かも知れない。



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