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【書評】矢幡洋『危ない精神分析―マインドハッカーたちの詐術』亜紀書房

1-4章までは、過激な精神分析を広めた人の批判がメインなので省いても良いかもしれませんが、5章からは今なお日本にはびこっている精神分析にも警鐘を鳴らしています。
私自身、解決志向セラピーではない、過去の原因を探る作業によって回復するというカウンセリングをしていたので、とても不安定な時期があり、この不安定さは治療過程で必要だったのか?と後から疑問を持ったので手に取りました。
解決志向セラピーを知っていれば…。
カウンセリングから目が覚めても、自分が費やしてきたカウンセリングによって、原因を探る過程でとても不安定な時期があったことはまだ消化しきれません。これこそも、単にカウンセリングだけが原因なのではないのだということだと思いますが。
筆者の4章にも渡る熱烈なハーマン批判を除けば、中立的で、現実に即していて信頼できると思いました。
最後の、責められている親宛と子ども宛のメッセージ、後書のひどい虐待から成長を遂げた子どもの話を読むだけでも、目が覚まされました。
アダルトチルドレンなどと定義されたり自分でもそう思って原因を探っても何も解決しないどころか悪化したので、手法名はどうであれ、原因究明で過去に遡るカウンセリングか、現在の現象に即したカウンセリングか選べるなら、後者を選びます。

・「病名が分かれば、プラスになる」というのは事実ではない。クライアントはそのレッテルを通じて自分のことを説明するようになる。「ACだから自分に自信が持てない」など。
・現代社会に深層までに染み込んだ、直線的因果論、原因と結果が可能な限り一対一の因果関係こそが問題なのでは?「原因を発見して、それを除去すれば問題は解決する」=心を対象とするには安易すぎる。
・「彼らの精神は、精神分析を受ける前には存在してなかった信念によってハッキングされており、それによって金縛りにあっているのではないかと感じる。」
・解決志向セラピー(シェーザー)
・どんなきっかけで良くなるのかわからない、その機会は今日来るかもしれないし、明日来るかもしれないというように心を広げて待っていた方がよく治る。



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