スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【書評】松村劭『戦争学』文春新書

戦争の様相は、長い歴史を経て大きく変化してきた。兵器の進化、戦争の教訓、名将の出現に大きく影響された。今日の軍隊の組織、戦闘教義、兵器などの変化の歴史がよく理解できた。

戦争を知るために、戦史を学ぶことは重要である。戦争の様相を決めるものは、単純に兵力、装備、編成でなく、人的な要素が大きい。将軍の指揮、作戦、心理的要素など。それ故、戦争を知るためには、実際に人間が行った戦争つまり戦史をベースに考える必要がある。
古代の兵力の主力は歩兵、槍兵であった。次第に騎兵へと変わり、重装騎兵が主力となる。ここで軽装騎兵を主力とし、機動を重視したジンギスカーン軍が怒涛の勢いで領土を拡大していった。これに影響され、重装騎兵が姿を消し、機動が重視されるようになった。そして鉄砲が開発される。鉄砲は再び歩兵を女王の座に駆り立て、戦闘教義は大きな変貌を遂げる。天才ナポレオンの台頭を経て、戦争は国家総力戦の時代に突入していく。陸軍では、脅威であった機関銃に対処する為に、重装の戦車が出現し、これがやがて戦闘力の主力となっていく。海軍では、戦艦同士の砲撃戦から、潜水艦による戦艦撃破や、航空機からの戦艦撃破の戦い方に変わっていく。それによって、潜水艦やそれに対抗する駆逐艦、航空機を搭載できる空母が台頭し、戦艦は姿を消していく。陸軍や海軍の一部であった航空部隊も、戦闘における制空権や航空優勢重要性が認識されるようになり、やがて空軍として独立していく。国家総力戦である戦争は以下の戦いの原則に念頭に行うことが大切である。目標、主導、機動、奇襲、警戒、集中、節約、統一、簡明である。
現代(冷戦後)では、アメリカの一強総弱の時代である。このような時代には歴史的傾向から様々な戦争目的で小さな紛争が続出する。これを解決するためには連合が重要視され、そのような状況に対処するために、適応した戦闘教義を打ち立てていく必要がある。



管理人のその他のコンテンツ

知的快楽主義者の学習日記
通信制大学、資格取得、e-ラーニングなど管理人が挑戦した学習の記録です。

知的快楽主義者の備忘録Wiki
日々のITエンジニアとしての仕事や勉強の中で役立った知識をまとめています。

 人気ブログランキングへ  にほんブログ村 哲学・思想ブログへ 

↑ ↑ ブログランキングに登録しています。気に入って下さった方は出口がわりにクリックお願い致します!!

関連記事
スポンサーサイト

theme : 読むこと、学ぶこと、生きること
genre : 本・雑誌

comment

Secret

FC2カウンター
プロフィール

takemaster2009

Author:takemaster2009
FC2ブログへようこそ!

はじめまして。「爽快!読書空間」管理人のtakemasterです。
このブログでは、書評、映画の紹介を中心に皆様に「小さな感動」をお伝えしています。

ご意見・ご感想などございましたら、こちらにメールして下さい。↓↓↓
takemaster@livedoor.com

なお献本の方も大歓迎です!頂いた本は責任をもってご紹介させて頂きます。ご連絡頂きましたら、折り返し送付先等のメールを送らせて頂きます。よろしくお願い致します。

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

レビュープラス
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事一覧
最新コメント
最新トラックバック
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
スポンサードリンク
あわせて読みたいブログパーツ
twitter
twitter始めました! フォローお願い致します。
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。