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【書評】齋藤孝『退屈力』文春新書

誰もがより強い刺激を求め続ける社会を、著者は「高刺激社会」と呼んでいます。ゲームや映画などの娯楽は、人びとをますます強い刺激へと駆り立てますが、その刺激は単調なものであることが多いと著者は言います。こうした娯楽ではなく、一見退屈に見える伝統的な芸術や武道、読書や勉強といった営みの中に、刺激の微妙な違いを味わい分ける繊細な感覚を養うことが大切だと、著者は主張しています。

単純に「高刺激社会」を批判して「昔はよかった」と言い立てるだけの本ではないと思います。小学生に名作の文章を音読させる試みを通じて、子どもたちがどんどん作品世界に深く入り込んでいくようになったというエピソードが紹介されていますが、本書の議論は、ゲームなどの提供する受身の楽しみとは異なる、味わい深い楽しみへと読者を案内しています。

著者の意図はよく分かるのですが、「高刺激社会」批判というのは、やや勇み足のように感じました。そうした娯楽の中にも、汲むべきものは多くあるのではないかという気がするのですが、著者はあまりにも性急にそうした娯楽を切り捨ててしまっているように思えます。



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