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【書評】鈴木健『なめらかな社会とその敵』勁草書房

戦争や貧困、なぜ世界に不条理がうまれるのか。
世界のしくみを「核と膜」という生物学的な視点でとらえ、この複雑な世界を複雑なまま生きることは果たして可能なのか、を問う。
理論を打ち立てるだけでなく、第2部以降ではその実践方法も提案している。

人間は世界の複雑さを飼いならし、自分たちが使えるレベルに単純化するために、核と膜をつくって社会のシステムとした。
そして、築き上げたシステムを維持するために、そのシステム自体を自己根拠としてしまう負の連鎖が起こっている、と。

生命システム とは、
=オートポイエーシス
つまり、自分自身を維持するシステム であり、
自分自身のルールを書き換える存在である。と。

世界の圧倒的多数のシステムは、核と膜の考え方の上に成立している。たとえば企業は、膜と膜内部のシステムをどれだけオリジナルでつくれるかを競い、その競争に勝利した企業が利益を上げる仕組みになっている。
大きな変革を起こすには、この世界を構築している大きなシステムである政治、貨幣、社会システムを変えなければいけない、と。

うーんむずかしい…

ざっくり言ってしまうと、インターネット系の人の考え方だな、と思った。
インターネットの世界では、オープンソース、機能の分散、権限の移譲、といった考え方が浸透している。
そのルーツは、1960~70年代のアメリカで管理社会からの自由をめざしたヒッピーカルチャーにたどり着く。たとえばアップル。

とくにインターネット系の企業では、ホラクラシーといわれる命令系統が存在しなくても成り立つ会社が存在するのは事実。この本で提唱されている新しい世界のシステムのあり方が、部分的には実現されている。

今は机上の空論で夢物語のように思える理論でも、300年後は当たり前になっているのかもしれないし、なっていないかもしれない。既存のシステムと新しいシステムが混在する世界になっているのかもしれない。

それにしてもむずかしい本です。
第1部だけかろうじて読み終えてヘトヘト。第2部以降はまたいずれ…。



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