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【書評】ウィリアム.H・マクニール『ヴェネツィア 東西ヨーロッパのかなめ 1081-1797』講談社学術文庫

ヴェネチア1000年の歴史の中で、ゲルマン諸民族に追われてラグーンに逃げ込んだ勃興期を除いた約700年を描く。

干潟のなかの小さな島が中世から近世にかけて、商業的に絶大な影響力をほこる。
政治軍事的的には十字軍を主動したこともある。

この小さな島の在り方は小さな国の政治経済戦略の手本となっており、実際にイギリスはヴェネチアの海運を良く研究したことによって一大帝国を作り上げた。

海運と商業により興国を成し遂げたというのであれば、ある意味日本もそうであるが、本著とは関係がないので割愛する。

東西政治文化の決節点、交差点としてのヴェネチアの果たした歴史的意味は大きい。

本著は文化面でも大きく取り上げてあるので、単に政治経済だけにとどまらなくて楽しめた。



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