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【書評】野口武彦『江戸人の精神絵図』講談社学術文庫

我々が日本的だと思っているものの多くは江戸時代からだ。それ以前のものは少ない。でも我々が江戸時代について知っていることは本当は少ない。でも江戸時代にはかなり癖のある人が多かったようだ。本書はこれら癖のある著名人を紹介する。殆どが思想家や文学者。有名な人(松平定信)から現代では知られていない人(銅脈先生、私は知らなかった)まで。こういった時代を動かした人たちを現代の視点から見直すのは興味深い。彼らの行動や思想を現代的に見る(多少過剰かと思える点も)のとは別に、彼らが残した書籍(多くは手写し。当時は印刷機もメディアもなかった)のことが学べるのがうれしい。永井荷風の随筆にチラリと顔をみせる江戸時代の雑誌とか、森銑三先生の随筆に出てくる文人と彼らの作品、こういうことが文庫本で同時代的に語られるのは大歓迎だ。

(附)ただし荻生徂徠の儒教についての議論は誤りだ。徂徠が朱子学を排斥したのはそれが後世の付け足しだとしたから。なにも「道」の根本理念に相違があったわけではない。そして徂徠を含めて誰も、「道」とは政治システムのことだなどと言っていない。人の外に道なく、道の他に人なし-論語の言葉だ。石高制度の崩壊を前に頭を絞った政治アドバイザーの徂徠と思想家としての徂徠の内面を簡単に合一させるのも疑問。



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