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【書評】藤澤房俊『シチリア・マフィアの世界』講談社学術文庫

シチリアという「イタリアという国家内の国家」の歴史から、
シチリアマフィアが誕生する原因を探る良書です。

シチリアという島の過酷な歴史=他民族(ローマ人・イタリア人・アラブ人
フランス人・etc)からの支配を数世紀にわたって受け続けたこと。
島内では満足に統治を行えないイタリア政府に取り入り、農民を徹底的に
収奪し抑圧するための機関=マフィア。
政治家や判事・時にはファシズムとの結びつき、マフィアはしたたかに生き延び、
現在も暴力で島内のほとんどを仕切る。
残酷な描写がないにもかかわらず、マフィアの暴力の凄まじさを実感します。
恫喝・殺人・誘拐 … 「暴力」が日常的に繰り広げられる島。

イタリア本土やシチリア島支配層との関係は一定程度知っているつもりでしたが、
著者のいう「マフィアは基本的には、社会的上層部から発生した」ことは
目から鱗でした。
なんとなく「下層部出身のならず者が、下層社会の暗黙の支持を受けながら
成立した組織」と考えていましたが、全くの思い込みでした。

ここまで権力構造に組み込まれたシチリアマフィアを一掃することは、
果たして可能なのか? 悲観的にならざるを得ません。

マフィアの大裁判の模様は、当時TVで大きく取り上げられましたが、
その後判決を下した判事が二人暗殺されていたとは … 言葉になりません。

注意点をあげれば、「シチリア」に限ったマフィアの歴史・現状です。
マフィア一般を論じたものではないのでご注意を。

良書です。マフィアに興味のある方は一読下さい。



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