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【書評】藤堂明保『漢字の起源』講談社学術文庫

藤堂明保・白川静の論争のただ中にいる人物の本である。私はどちらにも味方する気持ちはない。というのもどちらも正しいからである。正しくないのは、自分だけが真実で相手は間違いだという態度である。真実はこの二人のような漢字学者が千人いて、それぞれ自分の立場で意見を述べても、まだ漢字という大海原の水量を賄いきることができないということなのだ。とは言え、二人の個性の違いはある。白川が書に、藤堂が音に重きを置くことだ。おそらく音の方が偶然を呼び込みやすいのだろう。また音は英語などの西欧圏の表音文字文化につながりやすい。詳しくは、「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著という本を読めばわかる。”凍”の字のヘン部分(左側)のニスイの概念が、日本の諏訪の儀式である御神渡(おみわたり)に照応することが、この本で示されている。ここには”運動”の概念も含まれる。しかしこの経路は、白川派ではつながらない。問題はこの”運動”の概念が、ニュートンを飛び越えて、一気に西欧世界の文化にまで到達できるかにある。ここに西欧絵画の世界へ通じる窓があり、17世紀のオランダの画家・フェルメールがこの本で俎上に上がってくる。



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