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【書評】難波田春夫『スミス・ヘーゲル・マルクス』講談社学術文庫

難波田春夫とは何者か?、この本を読むまで、その名前すら知らない状態であった。だがこの著書の余りにも豊かで、刺激を受ける内容であった為に、百科事典でその人物を調べ著書を買い読んだ。著作は難波田先生の学問の深さ、豊かさを思わせるレベル高い内容であり、その学問の価値を再認識させられた。「スミス・ヘーゲル・マルクス」と言う、社会哲学をリードした大人物のエッセンスを詳述し、縦横に知的経済学と社会哲学の巨人を論じた名著である。この本は既に戦前に出されていたらしい。アダム・スミスの経済的倫理学の真髄が平昜に述べられ且つその内容は深い。ヘーゲルに付いても、弁証法的歴史変遷の意味が問題にされ、国家とは?その存在形態とは何か?それは如何なる段階を経て歴史的に展開するか?の観点から、詳細にその哲学が分析される。マルクスに付いてはその史的唯物論が社会思想に与えた問題の真髄が述べられる。

難波田先生は敗戦後、占領軍(GHQ)により戦前の日本国への貢献が問題視され、教職追放の憂き目にあった。GHQの民生局は、スターリンの恐怖政治機構のスパイ機関、コミンテルンの息のかかった連中であったし、現在の日本社会でも、その支配(新聞・テレビ・教育・裁判所・一部の政党)は続いている。難波田先生は、何とも気の毒なお話だが、それでも戦後の日本の経済的隆盛の力となり多大な貢献された、経済・社会思想家である。この本は現在の於いても、その真の智力を放つ名著である。この本は講義録を編集した物だろうか?詳細は分からない。小著であるがそのレベルは極めて高い。先の見える経済思想家であり、文明論哲学者でもある、非常に優れた人物であった。



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