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【書評】N.R.ハンソン『科学的発見のパターン』講談社学術文庫

素粒子物理学を知っていないとしんどい後半は流し読みしましたが,客観的データにこだわることで物理学が成立しているのではないことが分かります。ハンソンは「観察の理論負荷性」で有名な人ですが,この本の中心は,それよりも,古典力学と量子力学のギャップに対する解釈を与えようとするものらしく,それゆえに,僕にはハードな内容で消化不良です。しかしながら,ケプラーがどのようにして時代精神から抜け出して行ったか(これ,結構面白かった)とか,原子が図示できず数学的に表現することで日常経験の限界を取っ払うことに成功したとか,説明のためのパターンの発見と表現が物理学の進展に大きな役割を果したということがよく分かります。



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