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スペンサー・クイン著 古草秀子訳 『ぼくの名はチェット』 東京創元社


 東京創元社様より、スペンサー・クイン著、古草秀子訳『ぼくの名はチェット』(東京創元社)を献本して頂きました。いつもありがとうございます。
 世界18カ国で翻訳・刊行されている新しいミステリ小説です。
 名犬チェットと探偵バーニーシリーズの第1弾!スティーブン・キングなど著名人も絶賛のミステリ小説です。

あらすじ:陸軍士官学校を卒業し、従軍経験もある元警官バーニーはリトル探偵事務所を経営している探偵だ。相棒は警察犬訓練所を優秀な成績で卒業・・・しそこねた耳の色が左右で違うミックスの大型犬チェットだ。
 バーニーは別れた妻へ息子の養育費・教育費を支払っているため、リトル探偵事務所の財政はいつでも火の車だ。
 そんなある日、優秀な女子高生の失踪事件が舞い込む。母親の心配をよそに帰ってきた彼女だが、また失踪する。今度は丸2日も帰ってこないらしい。バーニーは誘拐事件と判断し、調査をすすめるが、身代金の要求もなく、父親は単なる家出と主張し、バーニーを解雇した。
 解雇されてもなお不可解な点ばかりが残るこの事件に、バーニーはさらに調査をすすめ、この事件の裏を知る。
 愛車の中古ポルシェを走らせ、助手席には相棒チェットを乗せ、自分の頭脳と行動力、相棒の嗅覚・聴覚・攻撃力を武器にただひたすらに真実を追い求める。
 はたしてこの事件は単なる家出なのか、誘拐なのか。事件の裏側に潜む深刻な事実とは?
 名犬チェットが犬の目、犬の心で語る事件の全貌!!

感想:最初の一行目からこの本は他のミステリとはまったく違ったものになると感じていました。というのも、「彼のにおい」というのがでてきたのです。「彼の吐く息に含まれる酒のにおい」という文面から犬が語りをやっているミステリ?とやや怪訝な思いがしました。
 いままで、相棒が犬というミステリは読んだことがありますが、そもそもその犬が主人公で語り部のものは初めての経験でした。
 犬というと失礼なので今後はチェットと名前で呼ばせていただきますが、彼は難しい言葉や長い話になるとわからなくなることがしばしばなのでそうなると読んでる側も人の動きが途中でわからなくなります。ときには落ちているハンバーガーのかけらを拾い食いしたり、猫に威嚇してたりして話を聞いてなかったりします。そのためところどころで人の話が(バーニーが事件について話していたいたりするところでも)途切れたりします。
 そういった点では、何度も「おいおい、ちゃんと話ぐらい聞いとけよ」とツッコミを入れたくもなりますが、それは人(バーニー)にもいえることで、チェットは気づいていてもバーニーが気づいていない事件の大きな手がかりが目の前にあるときなんかは、「なんでバーニー気づかないかなぁ?」とハラハラドキドキしながら読み進めました。
 結構ハードな対決シーンやカーチェイスなどもあり、息もつかせぬ展開で話は進みます。
 その中で、次回作への複線的な話題もちらほら見られました。
 犬好きな私にとっては、「うちの子もこんな風に考えたりしてるのかな?」と思ってみたり、読んだあともいろいろと考えては笑ってしまうそんな作品です。

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デニス・スノー著 柴田さとみ訳 『ディズニー・ワールドで私が学んだ10のルール お客様もあなたも笑顔になる』 実務教育出版


 株式会社実務教育出版様より、デニス・スノー著、柴田さとみ訳『ディズニー・ワールドで私が学んだ10のルール お客様もあなたも笑顔になる』(実務教育出版)を献本して頂きました。いつもありがとうございます。
 いわゆるビジネス書の部類ですが、ディズニーの裏側も垣間見られるディズニー本としての側面もあります。
 学生時代の夏休みにフロリダのディズニー・ワールドでアルバイトをした著者が、そこから20年間ディズニーでキャリアを積む中で得たビジネスルールを10にまとめ様々な職種での実例とあわせて紹介しています。

あらすじ:はじめに、著者がディズニーでアルバイトをすることになった経緯と、アルバイトが決まったときいかに嬉しかったかその感激が書かれているが、その直後ディズニーの舞台裏をみたときの落胆ぶりが描かれている。
 憧れの場所でも仕事への不満は出てくる。そのときに聞いた上司の一言はまさに現実の的を得たものだった。
 ビジネス書によくみられるように、章はレッスンという題でたててあり、最初はアルバイトでも身近な問題からはじまり、そのあとはキャリアの形成まで少しずつステップアップしながらレッスン10まで
すすめる構成となっている。
 それぞれの章で、著者の感じたことや他企業での具体例をまじえ実践例を紹介し、章の終わりにはチェックリストとあり、その章での注意すべき点、実践するにあたっての要点がまとめられており、その点だけを読み返し軽く参照できるようにもなっている。
 レッスン1では仕事を<表舞台>と<裏舞台>にわけることへの重要性を説いている。「ディズニーという特殊ともいえる職場だから」と読者の感情もはさみながらも、他業種でも表と裏があることを具体例をもって示し、わかりやすく書いている。
 レッスン2ではお客様の何気ない一言にも何か必ず意味があることを説明している。中にはありえないクレームともとれる言葉もあるが(「雨を止ませろ」等)それらに関しても、お客様の立場にたつとみえてくるお客様の感情がある。ディズニーに多額の旅費をかけてやってきたのに、それが雨天なら思い出も2割減といったところだろうし、システムにないことをどうしてもやれと言って来るようなお客様などはどこの業種でもありえることだ。どんなに間違ったことを言っていようともお客様のプライドを傷つけるようなことだけは決してしてはいけない。この章ではよくありがちなお客様への対応について紹介している。
 レッスン3では、小さな感動をいくつも起こすことに重点をおいている。いくら魔法の国といえども、そうそう大きな感動は生まれない。では何ゆえ魔法の国が魔法の国足りえるのか。それは、スタッフ(キャスト)の小さな心配りが小さな感動を生み、それが重なることによって大きな感動となることを具体例をあげて紹介している。
 レッスン4以降もお客様にどう見えているのか、スタッフ同士の協力といった点でも指摘し、最終のレッスン10ではキャリアに関しての話が取り上げられています。

感想:私自身、ディズニーの大ファンで、お金を湯水のように使えるのであれば年に何回でも行きたい!と思うほどです。
 著者も、ディズニーのいちファンであることが最初の「はじめに」の部分で熱く語られています。そのファンが憧れの場所で仕事ができることになったとなれば、とにかく楽しみで仕方ない!といった感じでしょう。それは、私にも理解できます。そこから舞台裏を知ったときの落胆も容易に想像できましたw頭のどこかで理解はしていても、現実にみたくないものってありますよね。(たとえばミッキーの体をしたおっさんとか・・・w)そのほか、どんなに単調な仕事であっても笑顔でいなければならない苦労や、まったく仕事に楽しみが見出せないときの苦しみはどんな仕事でも共通していることだし、アルバイトでも正社員でもその点は同じ悩みでもあると思います。そういった読者感情にもとても寄り添った語り口になっていて(たとえば、「楽な仕事だよね」と実情を知らない人は割りと簡単に口にしますが、実質楽な仕事なんて世の中絶対に存在しないんです。まっとうな仕事な場合。だからそんなこと言われたら誰だって「じゃあ、あんた変わってみる?」って叫びたくなるような感情を味わったことがあると思います。それは著者も同じようで・・・w)読んでいて「あー・・この本わかってるな~」なんてちょっと涙目になりながら共感しつつ読めました。
 そんな「仕事って楽じゃない。常に笑顔なんてやってらんない!」といった不満を出しつつも、それでも楽しく(少なくとも負の感情が湧いてこない程度に)気持ちを切り替える方法を気持ちよく教えてくれるビジネス書です。結果、何事も自分の気の持ちようだとゆってるようなものですが、その気の持ち方がなかなか難しかったりします。
 それは、キャリア形成にしても同じで、大学でて官僚になるとか、順調に昇進していくだけがキャリアというわけではないんです。ようは履歴です。自分自身が何をしたいのか。目標をたててそれに向って日々を暮らしているのなら学歴も役職も関係ないのです。
 ビジネスシーンで当たり前に行われていそうなことだけど、実践しているのはごくわずか。なぜならそれが簡単そうに見えてとても難しいからです。それを優しくわかりやすく、かつとてもリアルに教えてくれるおもしろいビジネス書です。

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鈴木剛介著 『真理男』 角川書店


 著者の鈴木剛介様より、最新作『真理男』(角川書店)を献本して頂きました。ありがとうございます。
 『The Answer』、『自殺同盟軍』、『デブになってしまった男の話』と独特の世界観とテンポの良い語り口の著者が描く<真理>を見つけてしまった男の話です。
 大人と子供の中間でいろいろと思い悩む高校時代の甘酸っぱいところからはじまり、40代のおっさんになるまで主人公が歩む壮絶な人生。北海道の貧しくも無く裕福でもない極一般的な家庭に一人息子として育てられた主人公・勇介は何事も徹底的に思いつめ、考え込むという一風変わった性格の持ち主で、その性格が彼をとんでもない人生へと走り出させるのです。

あらすじ:北海道の普通高校に通う主人公・勇介は生まれも育ちも極一般的な男だが、彼は何事も徹底的に思いつめ、考え込むというちょっと変な性格の持ち主だった。
 彼はごく普通の高校生活を送っていたが、ある日学校では知らないもののいない秀才アイドル・みずきとギターの才能あふれる天才児・JJの<秘密結社X>に勧誘されたところから彼の生活は刺激的なものへと変化していく。
 みずきとJJが東京への大学進学を決める中、勇介は悩んでいた。大学に行きたいわけでもなく、家の家業を継ぎたいわけでもなく、だからといって何かやりたいことがあるわけでもなく・・・。ただ、若い頃海外青年協力隊にいた彼の父が「自分の人生好きなことをやれ。ただ責任を持て。」という言葉から勇介は卒業後、世界中をまわることにする。ただし、家族にも友人にも黙って。
 勇介が帰国したのは3年後。そのとき彼はある経験から<真理>を発見していた!?
 <真理>を発見した男はそれを世界中の人間に知ってもらうべく、いろいろ試すのだが、大学を卒業しているわけでもなく、若い彼の言葉に耳を貸してくれたのはかつての友人であるみずきとJJだけであとは世間から冷たくみられるだけ。落ち込んでいるときにであった現実的な女性・ヒカルとも<真理>のせいでぎくしゃくする始末。
 果たして彼の人生はどうなってしまうのか?彼は本当に<真理>を発見したのか?
 爆走青春エンターテイメントに哲学のエッセンスがはいった新しい小説!!

感想:普通の男子学生と美人で頭のいいアイドルと天才的でカリスマ的な男子学生。よく青春エンターテイメント小説系でみられる人物構成で物語の冒頭は始まります。最初は、本当に高校時代の恋愛話と将来の進路に向けての話がほとんどです。
 勇介はみずきに憧れを抱く純情少年だし、みずきは外見磨きに余念がないいわゆる女子高生だし、JJはちょっと斜めから世間をみているような感じのタバコも酒もやっちゃうような問題児という3人に共通するのはなんでもないようなことを考え込むということ。その点で、勇介は驚異的な才能を持っていた。
 小さな頃に誰もが一度は思ったことがあるようなこと、なんで1+1=2なのか、人間はなんで生きるのか、なんで死ぬのか、言語がそれぞれ違うのはなぜ?いわゆる「どちて坊や」の疑問を持ち続け、それを大人になっても疑問のまま頭にとどめておいた男が『真理男』の話なのだと思います。
 凡人あふれる世の中で、奇異にみられることもある才能をもった人間が生きる姿を疾走感あふれるテンポで描いた作品です。

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南陀楼綾繁著 とうこう・あい監修 『老舗の流儀 戦後六十年あの本の新聞広告』 幻冬舎


 株式会社幻冬舎様より、南陀楼綾繁著、とうこう・あい監修『老舗の流儀 戦後六十年あの本の新聞広告』(幻冬舎)を献本して頂きました。いつもありがとうございます。
 新聞紙面の一角を飾っている広告、こと出版関係の広告にスポットライトをあて、さまざまな種類のベストセラー本の出版にいたるまでの経緯も一緒に紹介している本です。
 戦後60年間出版社の大小を問わず「一万円の仕事も、一千万円の仕事にも、誠意を尽くす」という<流儀>をもって、忠実な営業力で広告業界において確固たる地位を確立してきたとうこう・あいの歴史資料としての読み方もできる一冊です。
 また、出版社の社長や広告制作に大きく関わった人物のインタヴューもあり、読みごたえのある本となっています。

内容:最初に、新聞紙面にみる出版広告の割合やそこにいたるまでの歴史を戦前・戦後比較や統計グラフなどを用いてわかりやく説明しています。
 一番最初に紹介されているのが、歴史的な販売部数を記録した篠山紀信の『Santa Fe 宮沢りえ』です。当時の一面広告とともに篠山紀信やモデルとなった宮沢りえの言葉も紹介されていて、本が出版されるまでにあった苦労などが語られています。
 また、同じように歴史的に衝撃的な発売をしたのが郷ひろみの『ダディ』です。スクープをいち早く伝えるテレビや週刊誌を出し抜いて書籍として人気スターの離婚を伝えるのは異例中の異例です。秘密裏に進められた執筆と発売準備の苦労、出版広告がスクープとなった快挙が当時の関係者の言葉で語られています。
 そのあと、各章ごとに<ベストセラー1位の広告>、<文芸・ノンフィクション本の広告>、<教養・専門書の広告>、<実用書・雑学本の広告>と紹介されています。
 <ベストセラー1位>の章では河野実・大島みち子の書簡集である『愛と死をみつめて』や五木寛之著『大河の一滴』などが紹介されており、<文芸・ノンフィクション>の章ではJ・D・サリンジャーの名作『ライ麦畑でつかまえて』を野崎孝訳のものと村上春樹訳のものを紹介していて、訳者をかえて新たに出版した理由なども書かれています。
 <教養・専門書>の章ではいまや名詞化している土居健郎著『「甘え」の構造』が紹介されているほか、活断層研究会編『新編 日本の活断層』など資料価値の高い本が紹介されています。
 <実用書・雑学本>の章では、いまや誰もが見たことのある超有名な絵本、マーティン・ハンドフォード作・絵の『ウォーリーをさがせ!』や村上龍著『13歳のハローワーク』などが紹介されています。
 章の間には閑話的に<出版広告の証人たち>と題され、幻冬舎の代表取締役や評論家、大手出版社の宣伝部で広告作りに関わった方々のインタヴューが入っています。
 新聞の片隅で光る出版広告の大きな歴史を知ることのできる貴重な一冊です。
 
感想:昭和後期に生まれた私が初めて聞いた書名もありましたが、大半は見聞きしたことのある書名ばかりです。(その年のベストセラーやロングセラーになっている本ばかり紹介しているので、知っていて当たり前なのかもしれませんが・・・w)
 新聞広告とともに紹介されている本は全部で90点というボリューム!それぞれに工夫を凝らした広告で世に知られていったのがよくわかります。
 また、その広告が出されたタイミングや、その広告を作るまでのエピソードも千差万別で一冊の本にその内容に負けるとも劣らないドラマがあるということを知り、普段何気なく目にしている新聞の広告はもとより本を見る目が変わる気がしました。
 そして、それらの広告を出してきた創業当初は社員4人、現在でも社員が40人の決して大企業とはいえない広告会社が60年という長きにわたって不況の風吹きすさぶ現代でもその地位を確固たるものにしている営業努力、その根底にある企業理念に感動をおぼえました。
 出版広告の歴史だけでなく、ベストセラーの歴史までわかってしまう一石二鳥三鳥の価値がある一冊です!

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アップルが、世界を変える。:『COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)2010年7月号 』

 
 レビュープラス様より、『COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)2010年7月号 』を献本して頂きました。いつもありがとうございます。

 毎回、世界を賑わす旬なテーマを、各国の主要メディアによる報道を豊富に取り上げながら、多角的に扱ってきた国際情報誌『COURRiER Japon』。今回の2010年7月号では、新編集長冨倉氏のもと、「新装刊」として、新たな連載、取り組みが始まります。

 今回の特集は、「アップルが、世界を変える」。iPoneの成功に続き、iPadの発表、発売によって躍進を続けるアップル社。今回はiPadの登場に注目し、iPadがどのように今までのメディアを変え、私たちのデジタルライフを変化させていくのかを先取りした内容となっています。またアップルの成功の立役者とも呼べる天才的経営者スティーブ・ジョブズの歩みを取り上げ、彼のビジネス戦略の独自性、他の経営者達との違いが浮き彫りにしています。アップルが今後どのような発展を遂げていくのかを予想する上でも、今回の特集は大変刺激的です。

 その他の特集として、アメリカ型自由市場が抱える所得格差の問題に対し、その対案の一つとしてしばしば言及される北欧諸国(ノルウェー、フィンランド、スウェーデン)を取り上げ、その充実した社会福祉政策の実態と北欧型社会が抱える問題点が多角的に取り上げられています。

 私が今回特に、興味を持ったのは、医療技術が発展した数百年後に復活を夢見る人々の為に、遺体を冷凍保存する業務を行う研究所の記事です。誰もが一度は夢見る「不老不死」の夢、かなりの費用を必要とし、成功の可能性も未知数なプロジェクトですが、駄目もとで参加してみたくなる気持ちもわからなくはない気がします。

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キャロル・リーア・ベンジャミン著 阿部里美訳 『バセンジーは哀しみの犬』 創元推理文庫


 東京創元社様より、キャロル・リーア・ベンジャミン著、阿部里美訳『バセンジーは哀しみの犬』 (創元推理文庫)を献本して頂きました。いつもありがとうございます。

 アメリカ私立探偵作家クラブ主催のシェイマス賞最優秀処女長編賞を受賞したキャロル・リーア・ベンジャミンの女探偵とアメリカン・スタッフォードシャー・テリア犬コンビシリーズの第一作目です。

あらすじ:女探偵レイチェル・アレグザンダーはバツイチの30代後半ユダヤ人女性。猜疑心が強く、負けず嫌いな上に独立心も旺盛だが、内心ではその傾向が強くなっていくことに恐れを抱いている。
 そんな主人公の相棒をつとめるのが、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア犬のダシールである。以前、レイチェルがドッグトレーナーをしていたときに引き取って育てた闘犬である。
 厳格な母や世間体を気にする姉とのわだかまりから家族から離れ、愛犬とともにニューヨークで一人暮らしをしているレイチェルは、私立探偵をはじめたまではよかったものの、仕事に恵まれず、請求書の山に頭を抱えていた。
 そんなときに飛び込んできた依頼が殺人事件の調査依頼だった。
 依頼主はニューヨークのソーホーで絵本作家をしているデニス・キートンで、同じロフトに住んでおり、友人でもあった画家のクリフォード・コールが殺害されたが、彼が同性愛者であったことから、警察はよくある同性愛者に対する虐待事件とみなし、捜査の進展もないらしい。しかし、クリフォードには恋人がおり、事件のあった時間ー早朝4時などに桟橋をうろつくはずがないし、そういう人間でもないとデニスは主張し、さらに彼の飼っていたバセンジー犬が事件の日から行方不明になっているという。しかも、そのバセンジーはただの犬ではない。ドッグショーで何度も優勝経験をもつチャンピオン犬で貴重な犬だ。
 当初、レイチェルも警察と同様に同性愛者への虐待とみていたが、目撃者は行方知れずのホームレス、被害者には多額の遺産、愛犬の利権なども複雑に絡み合って事件は複雑さを増すばかり・・・
 果たしてレイチェルとダシールはこの事件を解決できるのか?
 動物ミステリーの分野に新風を巻き起こした期待の癒し系ハードボイルド・シリーズ第一弾!!

感想:バセンジーという題名に惹かれたのがまず第一でした。昔、私自身も犬を飼っていたので、そういう飼い犬に絡む探偵小説ものだと思っていました。
 しかし、実際に読んでみるとその飼い犬も複線に過ぎなかったというびっくりな展開ですw
 <癒し系>というだけあって基本的にまったりとした雰囲気で話は進みます。その中でダシールがいかつい犬なのに慰安訪問をするサービスドッグだったり、様々な犬種がでてくるドッグショーの華やかさもあれば、虐待や処分される犬たちのことを書いている場面もあり、犬好きには推理小説以外の付加価値もあると思います。
 また、主人公がセラピーを受けているという設定のためか、セラピストやカウンセラーなどの職業が多々出てくるし、心理学的な用語もいくつか出てきます。
 様々な側面を垣間見つつ、話は事件解決に向けて少しずつ進んでいきます。
 この本で残念だったのは、日本人にはなじみの無い事柄が多くあったことだと思います。たとえば犬の利権についてとか、犬の登記簿など、アメリカのシステムを利用しての事件を紐解いていこうとする展開など、システムそのものが日本にないものだと、想像する上でもやや難点であると思います。
 そして、最後にまつ驚きの展開に本当にびっくりしました。
 犬好きには必見!犬好きじゃなくてもしっかりとした探偵小説として楽しめる素敵な作品です。

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高濱正伸・持山泰三著 『子どもに教えてあげたいノートの取り方 成績が伸びる子の勉強術』 実務教育出版


 株式会社実務教育出版様より、高濱正伸・持山泰三著『子どもに教えてあげたいノートの取り方 成績が伸びる子の勉強術』を献本して頂きました。いつもありがとうございます。

 思い返せば自分がノートを使っていた頃、誰かにノートの取り方を教わったことってなかったなぁ・・・と改めて実感しました。そして必ず「ノートはきれいに使いなさい」と言われて、余白なくきっちりびっちりきれいに板書したり演習をする子になっていたのも、この本を読んで改めて実感したことです。

あらすじ:<はじめに>の“美しいノート=できる子ではない”という一言が印象的で、そこから始まる今までとはまったく違った、確実に知識を自分のものにするノートの取り方を科目別に紹介しています。
 最初にテンプレートを紹介し、後のページで実際の生徒さんがノートを紹介しているのが視覚的にもわかりやすく読みやすいノートの取り方教本です。

感想:私の家では<ノートはきれいに使うもの>という絶対のルールがありました。きれいな字でバランスよく、不必要に余白は空けない、あとで見てもすぐにわかるノートを常に書いていました。板書も演習も関係なく、きれいにノートを取ることが第一だった気がします。
 というのも、そうしないとノートがもったいない気がしたからです。見事に貧乏性ですねw
 しかし、この本ではとてもおもしろいノートの取り方を紹介していてそれこそ眼から鱗の方法ばかりです。たとえば、用途ごとにノートを分けてそれぞれの方法でノートを取るといったことや、演習では自分さえ理解できれば字は汚くてもかまわないのでとにかく回数をこなすこと、スピードを保って解いていくことを重視するといったことなどです。
 私は科目別にノートを使い分けていた程度で、科目別はもちろんそれぞれの用途別にさらにノートを使い分けるというところまでは思考がいきませんでした。
 確かに、板書は板書用の演習は演習用のノートでまとめたほうがわかりやすい上に見直すときも楽です。余白についても、不必要に空けるわけではなく、理解の補助に使用するためのものとして余白をつくり、そこにポイントや間違った場合の改善点を記入するといった方法のほうが効率もいいですよね。
 全部読み終わった後に、「自分が学生時代にこのノートの取り方を知っていれば!!!」と思うかたは本当に多いと思います。
 全国の就学児童・学生さんをお持ちの父兄の方々にはぜひオススメしたい一冊です。

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はじめまして。「爽快!読書空間」管理人のtakemasterです。
このブログでは、書評、映画の紹介を中心に皆様に「小さな感動」をお伝えしています。

ご意見・ご感想などございましたら、こちらにメールして下さい。↓↓↓
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なお献本の方も大歓迎です!頂いた本は責任をもってご紹介させて頂きます。ご連絡頂きましたら、折り返し送付先等のメールを送らせて頂きます。よろしくお願い致します。

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