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週刊アスキー増刊 『ウィンドウズ7に最強に効く!! フリーソフト777 10年版』

ウインドウズ7フリーソフト (画像リンク先: 最新号情報ページ)

  週刊アスキー編集部様より、週刊アスキー増刊『ウィンドウズ7に最強に効く!! フリーソフト777 10年版』 を献本して頂きました。いつもありがとうございます。

 その名の通り、ウインドウズ7を快適に使いこなす為に、最適な777本のフリーソフトを厳選して紹介する増刊号です。しかも、付録DVDはクリックするだけで、掲載ソフトが簡単にインストール出来る優れものです。本書を読んで気に入ったものがあれば即インストール出来る為、非常に重宝します。

 紹介されているソフトは、動画・画像の編集・管理ソフトにはじまり、セキュリティ、メンテナンス、バッテリー管理、スケジュール管理、名刺作成ソフトなど非常に多岐に渡ります。中にはAmazonの購入支援ソフトなどの変り種もありネットショッピング好きにはたまりません。ビジネスでウインドウズ7を使う方はもちろん、家庭で使う方にも便利なソフトが必ず見つかるはずです。

 一つ一つのソフトに対して、実際にソフトを利用した場合が理解できる画面写真と解説がなされているため、フリーソフトダウンロードページにありがちな自分が必要としたソフトとインストールした後の実際のソフトが異なるといった問題も解消され、手間が省けます。あと忘れてはいけないのは、本書には実用ソフト以外にも、無料ゲームソフトもたくさん紹介されており、その点も嬉しい限りです。

 それにしても本書を手にして一番感じたのは、これだけ高性能・高機能なソフトが無料で利用できることの魅力です。市販ソフトと遜色ないどころか、中にはフリーならではのユニークなソフトも多く見られ、ユーザーの持つ多様な要求に的確に答えてくれるものばかりです。是非本書を片手に、自分ならではの最強のウインドウズ7環境を構築してみては如何でしょうか。

 なおウインドウズ7自体の便利な使い方、ウインドウズ7の購入を検討中の方には、以前ご紹介した週刊アスキー増刊『別冊アスキー Windows7 今日から使います!』(リンク先:レビュー)も併せてお勧めします。両書を併読することで、さらに快適なウインドウズ7環境を実現できること請け合いです。

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遠藤功 『未来のスケッチ ―経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある―』 あさ出版

 株式会社あさ出版様より、遠藤功『未来のスケッチ―経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある―』(あさ出版)を献本して頂きました。ありがとうございます。

 テレビでも大々的に紹介され、奇跡の復活を遂げた北海道旭川市にある旭山動物園。本書は、『現場力』で著名な著者が、経営の観点から旭山動物園の成功を分析した一冊です。

内容: エキノコックス症の風評被害で、来園者数が年間26万人にまで落ち込み、一時は廃園の危機に見舞われた旭山動物園、そんな中当時の菅野園長、そして飼育員たちが描いた14枚のスケッチ(当初は20枚)が復活のきっかけとなっていきます。

 スケッチに描かれたのは、動物のありのままの姿、そして凄さを伝えたいという飼育員たちの夢が詰まった動物園の姿です。著者はこのエピソードから、「思い」をスケッチとして具象化することの大切さ、そして園長の「動物の凄さ、美しさ、尊さ」を伝えたいという信念が団子の串となって、大小様々な団子のように個性的な飼育員たちの軸となっていることを指摘しています(第一章)。

 ではそのように始まった旭山動物園のスケッチが、年間来園者数300万人の成功へと結びついていったのは何故なのか。そこには後に、「行動展示」という旭山動物園独自の魅力へと育っていく、飼育員一人一人が、自分が担当している動物の凄さを伝えるために取り組んだ「ワンポイントガイド」などの地道な工夫の積み重ね、そしてすべての「動物の命に差はない」という園長の意識革新があります。飼育員一人一人が、自分の動物の良さを伝えたい、そして動物の命を扱っているという原体験を持つことが、強い当事者意識を生み、現場で生まれるアイデアを生かしたボトムアップな経営を実現していきます(第二章)。   

 そしてレッサーパンダや芸を仕込んだアイドル動物がいない旭山動物園が成功した要因として、動物の種類をあえて絞り、「行動展示」に見られる展示方法の試行錯誤を行う「選択と集中」の実施、山の斜面という不利な環境を「逆転の発想」で高低差を生かした立体展示へと生かしている点が挙げられます(第三章)。

 さらに予算不足、人員不足という旭山動物園がおかれた状況が、逆に動物の生態を紹介するパネルの手書き作成をはじめとする「手作り」による現場ノウハウの蓄積、業務の効率化へとつながっていきます。そしてこのような現場の飼育員たちが持つ「信念」は、動物の死を目の当たりにするという「原体験」によって支えられています(第四章)。

 このような飼育員たちを育てる土台は、一人一人が自分で選んだ動物の飼育と紹介を担当する「担当制」、そして他の人のノウハウを学ぶ機会である「代番制」、さらに飼育員が持ち回りで発表者をつとめる「勉強会」です。それに加え、他の飼育員への「さりげない手伝い」や「ありがとう」「おはよう」といった当たり前の挨拶が、和気あいあいとした良好な職場環境を作り出しています(第五章)。

 マーケティング面では、お客を増やすこと自体を目的とするのではなく、「動物の凄さを伝えること」、そしてその為の工夫を積み重ねることに重点が置かれています。動物の種類ではなく動物一匹の一匹の個としてのファンを増やすこと、顧客不満足を解消する努力を重ねることが、飼育員とお客が一緒になって「価値創造」を行う「共創」へとつながり、その結果が、来園者数の増加として現れます(第六章)。

 最後に、2008年以降、爆発的な来園者数の増加が沈静化しつつある現在の旭山動物園が成功が風化しない為には何が必要なのか。著者は14枚のスケッチがまだ四分の一しか実現していないという坂東園長の言葉、そして常に工夫を続ける飼育員達の姿の中に、進歩そして、挑戦を続けることの大切さを見出します。その一方で、「常」あってこその「変」として、「動物のすごさ、美しさ、尊さを伝える」という当初の信念、理念を貫き続けることの大切さが述べられています(第七章)。

レビュー: 廃園寸前だった旭山動物園が、年間来園者数300万人を達成した裏にあった数々の出来事、本書には上述した内容には収まらない経営を考えるで有益な多くのアドバイス、そしてヒントが含まれています。動物の命を扱う重さという原体験に支えられた「動物のすごさ、美しさ、尊さを伝える」という飼育員一人一人の「信念」、そしてそれを強くまとめる園長の求心力、本書は経営者に留まらず、仕事の意義ややりがいについて考える多くの社会人の方に読んで頂きたい本です。

プレゼント・キャンペーン: 本書をアマゾンでご購入頂いた方に朗報です。2010年3月29日(月)~3月31日(水)の期間内に下記URLにて申込むと豪華5大特典がもれなく貰えるキャンペーンを実施中です。どしどしご応募下さい!

URL: http://www.pshonin.com/p/?pc=sgw63h1g97

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福島智 『生きるって人とつながることだ!―全盲ろうの東大教授・福島智の手触り人生―』 素朴社

 株式会社素朴社様より、福島智『生きるって人とつながることだ!―全盲ろうの東大教授・福島智の手触り人生―』(素朴社)を献本して頂きました。ありがとうございます。

 九歳で失明し、十八歳で聴力を失い全盲ろうとなった著者が、失明直後の十代から東大教授となった四十七歳の現在までに書き綴ってきたエッセイをまとめた一冊です。内容をご紹介しつつ、私が感じた事を述べていきたいと思います。

 1章では、最初に光、次に音を失った著者が、大きな孤独に襲われながらも、家族や友人達と過ごした十代、そして全盲ろうとなった今も強く記憶に残る故郷神戸への想いが語られています。著者の香り、味を通して蘇るかつての記憶についての文章を読むと、誰もが持つ生まれ故郷への懐かしさと憧れがふと湧き上がってきます。

 続く2章では、母がはじめた指点字によって、盲学校の友人・家族とのコミュニケーションが広がっていく様子が描かれています。指点字とは、通訳者が盲ろう者に指を直接重ね合わせて伝える方法であり、著者は指点字によって相手とリアルタイムなコミュニケーションが可能になります。そして盲学校の先輩Mさんから、会話を伝える際に、実際の発言と一緒に、発言者の名前を伝える方法を教わったことによって、著者は実際の会話の状況を知ることもできるようになります。一方で、盲ろう者は周りの人々の働きによってコミュニケーションが始まらなければ、「コンセントが抜けた」ように孤独な世界に住んでいることも事実であり、盲ろう者自身が周囲に「私も周囲のことが知りたい」と積極的に働き掛けることの大切さも指摘しています。(pp.64-67には、パーキンスブレーラー式指点字の一覧表が掲載されており、指点字によるコミュニケーションが具体的に実感できます。)

 3章では、全盲ろう者として日本で初めて大学に進学し、教育学を専門に研究し大学院へと進学した学生時代の日々が語られています。指点字習得をはじめ同級生達の熱心な想いに支えられた学生生活、その中には思わず笑ってしまうような一コマ、そして友人の隠れた恋心を悟る一コマもあり、著者の青春時代の生活が伝わってきます。特に私が興味深く読んだのは、全盲ろう者の読書についてのエッセイです。外界の情報から隔絶された全盲ろう者にとって読書は、自らの現実世界の希薄さを補うものであり、さらに著者にとっては、SF小説の世界が自分を勇気づける存在だったことが語られています。

 4章では、指点字通訳者として活躍する妻・光成沢美さんとの結婚生活が語られ、全盲ろう者とともに生きる事の大変さといった率直な意見が述べられている個所もあります。特に、大学教員としてのキャリアを歩み始めた著者が、講義を行う際、妻である沢美さんが指点字を介した通訳を行う際、それは家族による介護として捉えられ、労働としては捉えられないという問題に関しては、よく言われる家庭内労働と賃金労働問題に加え、障害者の社会進出への支援は如何にあるべきかという問題を感じます。

 最後の5章では、都立大、金沢大を経て、現在の東京大学先端研のバリアフリー部門教授となるまでの生活が紹介されています。本章では、先程述べたSF小説の大作家小松左京との出会いが語られ、著者が自らの経験を踏まえ、指点字コミュニケーションに関する論文で博士号を取得する場面で締めくくられています。

 本書は著者の全盲ろう者としての半生を振り返った作品ですが、人は誰でも他者との触れ合いによって生きており、またそこにこそコミュニケーションの本質があるという普遍的な事柄を改めて強く感じさせてくれる作品でもありました。

 最後になりますが、著者は十五年前に出版された『渡辺荘の宇宙人―指点字で交信する日々―』(1995年、素朴社)というエッセイ集も出版しているそうなので、こちらも近日中に読んでみたいと考えています。

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岸田秀 『唯幻論物語』 文春新書455

 フロイトの精神分析を学び、「本能が壊れた動物である人間は、現実に適合できず、幻想を必要とする。人間とは幻想する動物である。」という独自の理論“唯幻論”を語ってきた岸田秀がそのルーツを、自分と義母との関係を中心に分析した作品。

 岸田は本書を執筆した動機として、かつて義母とのねじれた関係が自身の神経症発症の原因となったという文章を書いた際、その文章を母親が自分の家業を息子に継いでもらいたいという過度の期待とそれに束縛される息子の葛藤という構図で理解し、息子想いの母親に対する恩知らずな反応といった意見が読者から多く寄せられたこと、そして同様の反論を岸田が高く評価する小谷野敦から受けたことを述べており、本書では、岸田と義母との関係がそういった単純な整理では理解できない事が詳細に述べられている。

内容: 第一章では、岸田秀が自らの唯幻論とフロイト精神分析の関係、ラカンをはじめ他の精神分析家との違いが分析されており、これを読むと岸田秀の精神分析に対する立ち位置が、あくまでも患者自身が、自分と他者との関係を分析することを経て、精神的な安定、自分との付き合い方を獲得していく、「患者の理論」としてはじまったことが理解できる。フロイトが精神分析を始めるきっかけの一つが、フロイト自身が抱える心身症との格闘にあったことを考えると岸田秀の立ち位置は非常にフロイト的であるとも言えるだろう。

 第二章「神経症」、第三章「母の術策」では、先に述べた小谷野敦はじめ読者の反論に答える形で、劇場を営む義母(実父の妹)と岸田の幼少時からの関係、そして義母の過剰な期待、その陰に潜む支配欲についての分析が行われ、それがどのように岸田の神経症の原因となったのかについて分析が行われている。

 第四章「反復脅迫」では、岸田が学生時代に経験した「インチキ恋愛」を取り上げ、これを自身の神経症が引き起こした反復脅迫の一例として分析している。「インチキ恋愛」とは、義母に似た女性に情熱的な感情を抱き、恋愛関係に至ろうとするが、いざその関係が成立しそうになるとその女性にそっけない態度で接し、遠ざかろうとする。それでいてその女性が去りそうになるとまた情熱的な感情が湧きおこるという症状である。岸田は、この状況が相手を傷つけるものであるという思いから「インチキ恋愛」を克服していくが、このことから精神分析による病態の解明は、自身の精神の内省によるものではなく、他人との関係性の分析であることに気づく。

 第五章「現実感覚」では、岸田が抱える他者との現実感覚のずれを分析する手掛かりとして、自分でも異常と感じるほどのサービス精神とそれに潜む「卑屈さ」の意識、他人の言動に対し時折爆発する怒りの感情を分析しつつ、現実感覚のずれを抱えながらもそれと付き合って生きていくあり方を模索している。

 第六章「母と父」では、反抗期がない、嘘がつけないという岸田の少年時代の性格の裏で抑圧された不満が神経症へと発展していく過程を知る上で、義母に家業を任せ、自身は主体的に働くことのなかった義父との関係が分析されている。頼りない性格と平仄して、岸田の進路選択に対して寛容でもあった義父の性格分析を通して、岸田自身と義父の類似性も指摘されている。

 第七章「葛藤」では、岸田が抱えた母の愛を信じる意識と母の愛を信じない意識を併せ持つ二重構造を、精神分裂病、脅迫的禁止といった概念によって分析している。

 第八章「史的唯幻論」では、岸田の唯幻論の柱ともいえる精神分析を用いた近代日本分析が生まれた背景として、フロイトの精神分析が、個人の精神分析を出発点に、集団の精神分析へと発展したのではなく、逆に集団の精神分析から個人の精神分析が生まれたとする岸田独自の解釈があることが示される。こフロイトが自らの精神分析的手法を説明する際、オイディプスなどの神話をもとに説明している点を考えると、集団心理の分析が、個人心理の分析に先だってあったという岸田の分析には鋭さを感じる。

感想: 内田樹先生の著作に影響されて、はじめて読んだ岸田秀の本です。本書は岸田の唯幻論のルーツを語った一冊ということですが、岸田の自分自身が抱える神経症の克服の為に、精神分析を学ぶというスタイルには共感する部分も多かったです。『ものぐさ精神分析』、『性的唯幻論序説』を読んだ上で再読してみたい一冊です。

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コナン・ドイル・作 延原謙・訳 『緋色の研究』 新潮社文庫

 いわずとしれたコナン・ドイル著シャーロック・ホームズシリーズの第1作目です。
 この歳になるまで、推理モノが苦手というだけで読まずにきた小説でしたが、今回映画化されるにいたり、興味が苦手を上回って手を出しましたw

 あらすじ:イギリス軍の軍医としてアフガニスタンへ赴任した医学博士のワトスンは、左肩に重症を負いやむなくイギリスに送還される。静養のため9ヶ月もの長い間休暇をとらされたワトスンは、ロンドンに滞在することにする。家族も仲の良い友人もおらず、毎日を空虚に過ごしていると、かつて自身の助手をしていた男からシャーロック・ホームズという得意な人物を紹介され、ベーカー街で共同生活を開始する。
 共同生活を始めてまもなく、ホームズの元に刑事から奇怪な殺人事件が発生したという手紙が届き、ホームズはワトスンを連れ現場に向かう。そこには立派な服装の中年男が倒れていて、壁にはドイツ語で復讐を意味する言葉が書かれており、女物の結婚指輪が落ちていた。
 ホームズがその能力を発揮し、犯人の捜索に奔走しているなか、新たに殺人がおこる。はたして犯人は誰なのか、そして犯人はなぜ殺人を犯したのか。
 ホームズとワトスンの出会いを描いた記念すべき第1作目で、ホームズの特異な能力をまざまざと見せつけた近代推理小説の元祖!

 感想:いままで読んだ推理モノとは感覚の違う小説でした。
 本の構成が登場人物の回想からはじまり、まったく違う人物の過去に飛び、そしてまた回想にもどるという不思議な構成でした。
 1部2部という感じで構成は分けられていたのですが、私がそれそのものを見落としていて、いきなりページをめくると過去の話になっていたので、ものすごくびっくりしましたw
 回想も過去の話も全てがこの推理小説の世界観をつくるには重要な要素で、不必要なものが一切ない小説です。たとえ無駄にみえてもそれが物語の複線になっていたりして、よくよく細部まで読めるおもしろい本でした。
 苦手な推理モノではありますが、続けてシリーズを読破したくなりましたw
 私の勝手なホームズ像(イケメン紳士で、知的で優しい)とワトスン像(ちょっと小太りな中年で、人が良く友達いっぱいな感じ)を見事にぶち壊してくれたホームズシリーズの第1作目ですw

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和歌山静子・作 『ひまわり』 福音館書店

 「幼児絵本」シリーズの作品です。
 大きな太陽の下でタネが落ち、そこからぐんぐん成長していくひまわりの様子が描かれています。
 ひまわりは成長するごとにダイナミックに描かれていて、花が咲いた様子は等身大くらいの大きさに描かれているように感じます。
 色合いも鮮やかで、目で見て楽しい絵本です。

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さとうわきこ・作 『おーいおーい』 福音館書店

 「0・1・2えほん」シリーズの作品です。
 最初に男の子がでてきて「おーいってよんだらへんじして」といいます。すると返事したのはかぼちゃや椅子、たいこなどそれぞれの音をだして返事します。「ぼちゃぼちゃ」だったり「いすいす」だったり「どんでこ」だったりいろいろです。
 そんな男の子の呼びかけに集まったものたちがみんなで音を出しながら遊ぶという物語になっています。
 大人からみるとちょっと恐いと思ってしまったのがかぼちゃ。本当にインパクトが強く印象的な絵本でした。

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わかやましずこ・作 『はしるのだいすき』 福音館書店

 「0・1・2えほん」シリーズの作品です。
 白地のページに動物が走ってくる様子が描かれています。動物ごとに足音が違う様子がうまく表現されていて、とても読み聞かせしやすい絵本です。
 また、白地のページなので動物たちの色がとてもきれいに発色していて子供にとってもおもしろい作品のようです。
 とっても躍動感たっぷりの絵本です。

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なかえよしを・作 上野紀子・絵 『ねずみくんのチョッキ』 ポプラ社

 

 「ねずみくんの絵本」シリーズの第1作目です。
 ねずみくんがおかあさんに編んでもらった赤いチョッキ。ねずみくんにぴったりです。そこへあひるくんが「ちょっときせてよ」とやってきます。ねずみくんは快く貸してあげます。ねずみくんの赤いチョッキをきたあひるくんに、今度はさるくんが「きせてよ」とやってきます。ねずみくんのチョッキは次々にいろんな動物がかりては着ていき、ついには・・・
 赤いチョッキとページの枠が緑で、あとの動物などには一切の着色がない、とてもシンプルな作りになっている絵本です。言葉も同じ言葉の繰り返しで物語が進み、とてもわかりやすい本です。
 私も幼い頃に読んだ、大好きな絵本です。

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若山憲・作 『しろくまちゃんのほっとけーき』 こぐま社

 「こぐまちゃんえほん」シリーズの作品です。
 こぐまちゃんのお友達のしろくまちゃんがホットケーキを作るお話です。しろくまちゃんがエプロンをして、材料や調理器具をそろえてホットケーキを作っていきます。もちろんお母さんと一緒にですがw
 この絵本で特徴的なのは、ホットケーキの作っている様子が本当に逐一描かれているところ。たとえば、材料を準備しているときに卵を割っちゃったり、材料をかき混ぜるとボールが「ごとごと」いって材料が飛び散っている様子は実際によく見る光景です。また、ホットケーキが焼けていく様は見開きで描かれていて、とってもおいしそうw
 ホットケーキが出来上がり、食べる段になって、こぐまちゃんを呼びおいしさを分け合うのも、また後片付けの様子まできちんと描かれているのもこの本の良い所ではないでしょうか。
 親子でホットケーキを作りたくなる、仲良しでホットケーキを食べたくなる、そんな絵本です。

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はじめまして。「爽快!読書空間」管理人のtakemasterです。
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