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綾辻行人 『暗黒館の殺人4』 講談社文庫

★★★★☆
 『暗黒館の殺人』第四巻。完結編である第四巻では、今までの謎が次々に明かされ、どんでん返しに次ぐ、どんでん返しに目が離せません。事件の真相、館の秘密、そして主人公中也の意外な正体が次第に明らかにされ、今まで読んできた伏線が新しい意味を帯びていきます。
 ただ、私の感想として、若干残念なのは、今までの伏線があまりに多かったせいか、若干、消化不良な感じがした点。あと、長年、綾辻の作品を読んできたファンにとっては、事件解決のトリックがワンパターンな気がする点です。しかしそこが、館を舞台とした「館シリーズ」の醍醐味だと考えれば、『暗黒館の殺人』は「館シリーズ」を代表する一作なのかもしれません。
 いずれにしても、これだけの大作を整合性を保って書き上げた著者の力量は超人的だと思います。次回作にも期待大です。
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綾辻行人 『暗黒館の殺人3』 講談社文庫

★★★★☆
 『暗黒館の殺人』第三巻。主人公中也と玄児を探偵役として、事件の真相と犯人の推理が幕を開ける。事件を追う中で、玄児を中心とする館の住人を通して、次第に明らかになる暗黒館の歴史からも目が離せません。
 また、本作品には、今までの「館シリーズ」のルーツとも言える様々な仕掛けが登場し、ファンを楽しませてくれます。本作ではじめて、「館シリーズ」を読んだ人にとっては、以前の作品を。古くからの読者には、改めて、館シリーズを読み返すと新たな発見があるかもしれません。

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綾辻行人 『暗黒館の殺人2』 講談社文庫

★★★★☆
 『暗黒館の殺人』第二巻は、中也の視点を中心に、暗黒館に住む不思議な住民たちが姿を現す。初代当主「浦登玄遙」とその妻「ダリア」の血を受け継ぐ、現当主「柳士朗」、中也を館に招いた人物「幻児」など、暗黒館の歴史と謎を抱えた登場人物達が次第に明らかになってくる。
 彼らが毎年欠かさず行ってきた「ダリアの宴」とは何なのか。中也の中で謎が深まる第二巻。そんな中、最初の惨劇が幕を下ろす。

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綾辻行人 『暗黒館の殺人1』 講談社文庫

★★★★☆
 綾辻行人「館シリーズ」の第七弾。今回の館は、とにかくスケールが大きい。文庫版ページ数にして全四巻、約2200頁と「館シリーズ」はもちろんミステリー小説の中でも、最大級の長さです。
 前作から、八年の月日を費やした、本作品の文庫版第一巻は、「館シリーズ」には欠かせない人物、河南孝明が、母の葬式で叔父から、九州地方にある中村青司が設計に関係した「暗黒館」の噂を耳にした事からはじまる。
 河南、そして中也と呼ばれる謎の主人公の目線を通して、広大な「暗黒館」が次第に明らかになっていく第一巻は、すでに第二巻以降への伏線も多く目が離せません。

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大崎善生 『九月の四分の一』 新潮文庫

★★★★☆
 チェスの研究に没頭し、チェスは哲学と似ている考え方そのものについての追求だと考える主人公と親友と結婚した頼子の実ることのない愛情を描いた「報われざるエリシオのために」。将棋雑誌を晩年に愛読していたイギリスの日本人男性とイギリス人女性の一途な愛の物語「ケンジントンに捧げる花束」。編集の仕事をする主人公が、かつてロックを通じて心を通わせた真美との思い出をたどる「悲しくて翼もなくて」。小説を書くために長年を費やしながら、小説が書けない主人公が、フランスで出会った奈緒と恋に落ちる表題作「九月の四分の一」。
 表題作「九月の四分の一」は、著者の次の作品集『ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶』の「キャトルセプタンブル」と対になる作品となっており、それだけに、主人公と奈緒の恋の行方が切なく感じられます。

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江頭2:50 『江頭2:50のエィガ批評宣言』 扶桑社

★★★☆☆
 江頭2:50による映画批評本。ラジオ番組「江頭2:50のピーピーピーするぞ!」の名物コーナー、エィガ批評宣言が発展しついに一冊の本に。
 江頭の感情こもった名場面再現と映画への情熱が感じられます。
 テレビでは見ることの出来ない、江頭2:50の素顔が垣間見える楽しい本です。ただ、ラジオでの名聞き手、早川亜希が登場しないのが若干残念でした。

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ヴィトゲンシュタイン

★★☆☆☆
 二十世紀最高の哲学者と呼ばれるヴィトゲンシュタインの人生を描いた映画。ヴィトゲンシュタインの講義風景などの再現シーンなど、ヴィトゲンシュタインをある程度知っている人には、なんとか理解出来るが、全体的に説明不足で、意味不明な部分が多すぎるように感じました。
 幻想的でミステリアスな哲学者として、ヴィトゲンシュタインを描きたかったのかもしれませんが、ヴィトゲンシュタインの発言を標語的に抜き出しているだけのような気がします。本当に大事なのは、彼の思想がどのように導き出されたのかというところではないのでしょうか。

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ファイト・クラブ

★★★★☆
 不眠症で悩まされる主人公ジャックは、末期がん患者の集会に参加する事で安眠を得る。しかし、ジャックと同様に、病気を患ってもいないのに、あらゆる集会で顔を見かけるマーラの出現で、ジャックの不眠症は再発してしまう。そんな中、飛行機で乗り合わせたタイラーという石鹸販売員と知り合う。タイラーとジャックは、日頃の自らの姿を捨ててひたすら殴り合うファイト・クラブを結成するが・・・
 驚きのラストシーンが待っています。物質文明、資本主義に対する反抗というメッセージに留まらず、随所に細かい仕掛けがされた完成度の高い作品です。

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スチームボーイ

★★★☆☆
 19世紀後半のイギリスを舞台に、主人公レイの活躍を描いたアクションアニメ。蒸気機関による機械技術が主流になりつつある中、レイのもとに、スチームボールと呼ばれる超小型、高圧縮の蒸気機関が届く。
 科学を利用し、軍事企業に手を貸す父エドワードとそれを阻止しようとする祖父ロイドの二人の対立をはさんで、スチームボールの争奪が行われていく。レイは、無事ロンドンの街を救うことが出来るのか。
 ストーリーの展開が早い割に、最後の最後で、完結感が無かったのが若干残念でした。

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MEMORIES

★★★☆☆
 「彼女の思いで」、「最臭兵器」、「大砲の街」の三つの短編アニメからなるオムニバス作品。
 帰還途中の宇宙船が、SOS信号を頼りにたどりついた場所には、思い出の中に生きるオペラ女優の住居があった。「彼女の思いで」。風邪薬と間違えて、生物兵器のカプセルを飲んでしまった主人公が起こす大パニックを描いた「最臭兵器」。街全体が、大砲の発射を主目的として作られ、その中で暮らす一家族の一日を描いた「大砲の街」。
 どの作品も挑戦的な工夫がこらされており、一見の価値ありです。

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