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今道友信 『西洋哲学史』 講談社学術文庫

★★★★★
 ギリシャ哲学から現代哲学に至る西洋哲学の流れを、著者が実際に行った講義をもとに、解説しています。特に、他の哲学史の本に比べて、中世の教父哲学や近代のドイツ観念論について、詳細な解説されています。現代哲学について書かれた、同著者の『現代の思想』と合わせて、お勧めの哲学史の本です。
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theme : 哲学/倫理学
genre : 学問・文化・芸術

加藤尚武 『現代倫理学入門』 講談社学術文庫

★★★★★
 功利主義、カントの定言命法、ロールズの正義論を中心に扱った倫理学の入門書です。それぞれの理論の長所、短所について、どのような議論がなされてきたのかが、よく理解できます。十人の幸福の為に一人を殺すのは許されるのか?といった問題や環境問題に見られるような、世代間倫理の問題は、一度は考えてみるべき問題ではないでしょうか。

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佐伯啓思 『20世紀とは何だったのか―現代文明論 下』 PHP新書

★★★★☆
 第二次世界大戦以降、それまでのヨーロッパ中心の世界観が崩れていく過程を追いながら、20世紀思想の流れを解説しています。ニーチェのニヒリズム、ハイデガーの思想を取り上げながら、ファシズムの登場や大衆社会について分析しています。また貨幣経済、アメリカ文明について、上巻に続き、近現代という大きな流れの中で、捉えようとしています。

theme : 哲学/倫理学
genre : 学問・文化・芸術

佐伯啓思 『人間は進歩してきたのか―現代文明論 上』 PHP新書

★★★★☆
 9.11同時多発テロ、その後のアメリカによるイラク攻撃の問題を切り口に、その背景にある、文明間の衝突、ネオコン、歴史認識と自由の関係について、市民革命、近代市民社会の成立に遡って議論を展開しています。
 市民社会、個人の自覚によって成立した、合理主義が、官僚主義、大衆社会の成立へとつながっていく流れが、豊富な資料に基づいて解説されています。

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岩崎武雄 『哲学のすすめ』 講談社現代新書

★★★★★
 哲学とは何なのか?一般に私たちが抱きやすい誤解を解きながら、本当に哲学するという事は、私たちの人生を実りあるものにするものであるという著者の考えが、強く伝わってきます。
 科学と哲学の違い、事実判断と価値判断の区別については勉強になります。また人間の有限性や基本的人権の問題は普遍的なテーマであると言えるでしょう。

theme : 哲学/倫理学
genre : 学問・文化・芸術

加藤尚武 『20世紀の思想 マルクスからデリダへ』 PHP新書

★★★★☆
 ドイツ、フランス、英米そして日本の20世紀思想の流れを加藤尚武さんが解説しています。
 それぞれの哲学の流れを並置することで、一見対立しているかに見えるそれぞれの思想が、19世紀末から20世紀初頭にかけての世界状況の混乱、近代哲学の限界を乗り越えるという、同じような問題意識を持っていたことが、よく理解できます。現代哲学の様々な思想家がコンパクトに簡潔に紹介されており、良い入門書でした。

theme : 哲学/倫理学
genre : 学問・文化・芸術

カミュ 『ペスト』 新潮文庫

★★★★★
 小さな港町オランを襲ったペスト。ペストとは抽象であり、生きる現実は反抗である。この作品はカミュが、全てのものの抽象、神なきニヒリズムの時代である現代にあって、私たちに何が出来るか?を真摯に模索した過程であると言えるのではないでしょうか。
 彼にとって、不条理に対抗する手段は、コミュニズム的合一でも。死した神にすがるのでもなく、共闘、すなわち一人一人の反抗的人間が共に闘うという道であった。その根源として愛が捉えられていると言えます。

theme : 本の紹介
genre : 小説・文学

西研 『実存からの冒険』 ちくま学芸文庫

★★★★☆
 近代的理性を批判する形で登場してきた、現代哲学の流れをニーチェ、ハイデガーを中心に、解かりやすく解説しています。
 西研自身が学生時代に抱えた悩みや不安をどのように、哲学と結び付けていたのかを読むと共感させられます。まさに自分自身の現在の在り方を、常に問題としていく実存思想を扱うにふさわしいアプローチのような気がしました。

theme : 哲学/倫理学
genre : 学問・文化・芸術

池谷 裕二, 糸井 重里『海馬―脳は疲れない』 新潮文庫

★★★★☆
 最近、脳科学で有名な池谷祐二とコピーライター糸井重里が、脳について熱く語っています。脳は薬で良くなるのか、神のようなものを信じたがる脳の話は面白いです。
 毎日脳に、良い刺激を与え続ける事の重要さは、自分は決して天才ではないと話す池谷さんが語ると説得力があります。話も魅力的で、元気が出る本です。

theme : 本の紹介
genre : 小説・文学

入江昭 『歴史を学ぶということ』 講談社現代新書

★★★☆☆
 アメリカで歴史を教えている著者が、自らの半生と歴史研究とは何であるかを綴った一冊。学者として生きる事の苦労、やりがいが伝わってきます。また、アメリカの大学の持つ開放性からは、アカデミズムとは何かを考えさせられます。
 9.11以降の歴史認識について、アメリカ国内での意見の対立がどのようなものなのかを知る上でも参考になります。

theme : 歴史
genre : 学問・文化・芸術

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はじめまして。「爽快!読書空間」管理人のtakemasterです。
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