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【書評】R.ヤコブソン『言語とメタ言語』勁草書房

ヤコブソンはクルテネ、クルシェフスキー、フッサール、パースに負って思想形成を行った。晩年の言語・記号論思想の概観である本書は格好のヤコブソン入門書。



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【書評】 マシュー・M.ハーレー『ヒトはなぜ笑うのか』勁草書房

計算認知科学者ハーレーの博士論文を、その指導者であった哲学者デネットと心理学者アダムズとの共同研究により、さらに発展させたのが本書。ある一節では英語の"funny"の二つの語義が、humorous(滑稽だ)と、「笑いたくなるようなときではなくて、出来事や状態がいくぶんやっかいなかたちで異例だったり奇妙だったりしたとき」(本書p.59)に使う意味合いが、ある田舎者のシェフのジョークを理解するには必要、とある。
こうした傾向は英語だけでなく、スペイン語の方言やフランス語をはじめとする欧州言語のみならず、我が日本語にもあると言う。日本語の“おかしい”(可笑しい)を思い浮かべてごらん。分厚い本だけど、読破したらユーモアのしくみが(ちょっとは)わかる筈。



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【書評】児玉聡『功利と直観―英米倫理思想史入門』勁草書房

これほどまでに素晴らしい思想史のテキストは他にないのではないか。
まず、「倫理思想史」という分野が確立されていない日本において、類書を見ないという点で評価できる。政治思想史や経済思想史、社会思想史のテキストは数多くある。しかしながら、これらはあくまで思想・理論の紹介にとどまり、論争を描くに至っていない。
そして、従来、というより教科書的に設定される功利主義対義務論に対して、功利主義対直観主義という枠組みを設定し、その論争を分かりやすく、そして詳細に解説されていて、非常に勉強になる。
とはいえ、直観主義に対する関心がないと読むのは苦痛かもしれない。



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【書評】大澤真幸『意味と他者性』勁草書房

「意味」の内に囚われることと、逃れることとの、厳密な同根性を提示。「意味」の理論を、「コミュニケーション」の理論へと展開させ、その展開から、「他者」とは何かについて解明する。



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【書評】森岡正博『生命学への招待―バイオエシックスを超えて』勁草書房

今まで読んだ現代倫理学(とカテゴライズしてよいかわからないが)の本の中で一番面白かった。
アメリカナイズされている既存の現代倫理学(生命倫理・環境倫理)は日本に受容される過程で必ず変容しなければならないと筆者は言うが、これが安易なナショナリズムの高揚としての変容ではなく、各地域各文化圏の「特殊性」を計算に入れて「普遍化」されなければならないという旨が響いた。
教科書的なものは一応通読したと自認しているが、ここのところ行き詰まりというか面白みを感じてこれなかった。どこかに現代倫理学の限界を感じていたのだが、著者の議論はともすれば「環境倫理学」の一分野に吸収されてしまいかねない議論を一つの学問分野として成立させようとし、またそこに至る過程も緻密であったように感じ非常に面白く読めた。
出版が1988年であるが、ここで綴られている議論は現在でもまだまだ有効であろう。以後の著書も追ってみたい。



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【書評】浅田彰『構造と力―記号論を超えて』勁草書房

その昔20世紀のフランスには、人間と世界を考えるとても偉大な思想があった。しかしそれは同時代の共産主義のような政治性もプラグマティズムのような経済性も持つことはなく、つまり現実にたいする働きかけが欠けていたのでついにお坊ちゃまの趣味の世界を出ることはできなかった。そして彼らの資質がおのずからはらんでいたオタク性によって、この流れはサブ・カルチャーというこちらは現場主導の世界に思想を無理やり持ち込むことによって受け継がれてきた。
しかしもうそれもいい加減飽きられているようだ。國分さんとか千葉さんとか、改めてドゥルーズに向き合おうという動きは何かの予兆を感じさせないこともない。
武力で世界と肩を並べる普通の国がお望みなのだったら、その知力は?(クール・ジャパン???)
21世紀のニッポンは後世に何を残そうというのだろう。



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【書評】矢嶋直規『ヒュームの一般的観点 人間に固有の自然と道徳』勁草書房

本書は、著者 矢嶋直規氏が2005年にエディンバラ大学に提出した博士学位論文に基づくものである。「あとがき」にある通り、本書は博士学位論文の翻訳ではなく、学位取得後、個別論文として発表したものを「さらに統一的に書き改めたもの」であり、「大幅な改稿が施されている」ものである。

日本におけるヒューム研究は、蓄積の浅いものでは決してない。とりわけ社会思想、経済思想の観点からは浩瀚かつ高度な研究書が数多く世に出されてきた。政治学の観点からは、犬塚元『デイヴィッド・ヒュームの政治学』(東京大学出版会、2004年)という非常に優れたモノグラフがものされてもいる。これに森直人『ヒュームにおける正義と統治: 文明社会の両義性』(創文社、2010年)が続き、批判的な応答が両者の間でなされたことは、日本におけるヒューム研究の豊かさを例証するものだろう。(犬塚氏による森氏への応答は、『社会思想史研究』第35号を参照のこと。)

そうした盛況の中にあって、ヒュームの哲学を真正面から取り上げた著作は意外なほどに少ない。

懐疑論に着目しての優れた著作はあっても、Treatise 全巻を視野の入れた、ヒューム哲学の全体像を描き出そうとする研究は、神野慧一郎『モラル・サイエンスの形成: ヒューム哲学の基本構造』(名古屋大学出版会、1996年)および古賀勝次郎のヒューム研究(1994年、99年)を数えるのみである。とりわけ『モラル・サイエンスの形成』は、前著『ヒューム研究』とあわせて、ヒューム哲学研究の主要文献として多く参照され続けてきた。学部生がヒューム理解の助けを得ようと図書館に走れば、日本語では同著に当たる他、選択肢がなかった、というのが実際ではないだろうか。

同書に当たることは、その刊行以来、Hume Studies を中心として更新され続けてきたヒューム哲学研究の恩恵に浴するに不足があるだけではない。知性論理解の決定的な偏り、空間・時間論および外的物体論に関する道徳哲学的意義の取りこぼしは、批判的な検証を必要とするものである。

本書『ヒュームの一般的観点』は、そうした状況を一新する、非常に優れて野心的な著作である。ヒュームの哲学的プロジェクト全体が、著者独自の観点(「一般的観点」への着目)から明らかにされる。読者は、ある一つの統一的なヒューム理解が打ち立てられる様を目撃することになり、その刺激に打たれることだろう。

本書の記述が、ヒュームその人の精神にならってか、研究書にしては非常に平易であることにも注目したい。研究者のサークルにのみに閉じられてはいない本書を前に、高校倫理が伝え、世に流通する粗雑なヒューム「理解」もとい「曲解」が瓦解することが読者により確認されるだろう。

先行研究に対する独自性の観点からは、「第二章 空間・時間論の意義」および「第四章 「外的物体論」の道徳哲学的意義」の二章がとりわけ興味深いように思われる。

本書は批判的な応答を求める著作であり、ヒュームに関心をもつ者に応答を迫る著作である。本書の目次を末尾に転載し、稚拙な内容の要約は避けることとしたい。紹介にとどめ、レビュワーとしての責任は、別所にて果たしたい。

本書の表紙は、フェルメール「デルフトの眺望」、エピグラフにはスピノザ『国家論』が引かれている。読後にエピグラフを再読することを薦めたい。




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【書評】宇佐美誠 濱真一郎『ドゥオーキン: 法哲学と政治哲学』勁草書房

我が国では、ロールズに比して、紹介が遅れた感のあるドゥオーキンであるが、憲法学・政治哲学・倫理学の分野でのその重要性はロールズに劣るものではないだろう。本書は、だから、我が国での本格的なドゥオーキン研究の幕開けを示すものとなる。
 多くの論者による論集であるから、個々の論文ごとに出来不出来が生じるのは致し方ない。全体としてみれば、丁寧に記述を進める論考が多く、好感が持てる。
 専門的研究者は勿論のこと、法実務家にも意外なかたちで影響を与えているドゥオーキンについての研究が、本書の上梓をきっかけに進展することを期待したい。



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【書評】マイケルJ.サンデル『民主政の不満 下―公共哲学を求めるアメリカ』勁草書房

マイケル・サンデルの読みやすい主著である。上巻は憲政史であったが、下巻はアメリカ史を哲学の観点から検討している。読んだ感想としては、概ねにおいてその政策が「政治哲学において」や「公共哲学において」正しいかどうかという観点である。

日本でもTPPが騒がれているが、これはアメリカ建国のときにも、自由貿易にするか否かで騒がれた。日本では経済学的損失などで語られているが、そもそも哲学の観点から、その国家の伝統や考え方と照らし合わせて語られるべきであるだろう。

共同体の喪失は、都市化をすすめることによってもたらされる。国家があまりに中立すぎるがために行われているのであろうとも、考えた。犯罪の増加もそれによるし、公民性も生まれない。これを克服するのに、結局新自由主義や新保守主義に回帰したが、国家がある観念を植えつけようとして現れ、ファッショ的になってしまった。

国家を共同体とみなすあたりが、コミュニタリアニズムの特徴である。既存の国家観は階級闘争であり、憲法も国家に対する契約書である。既成左翼はこれをファッショ的であるとみなすのであろうが、自由民主主義の体制は守られる。これはファッショとはいえないではないであろうか。



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【書評】稲葉一人『入門・医療倫理 (2)』勁草書房

メタ倫理学を学ぶのに適した概説書を探していたことを先生に相談して薦められたから読んでみたが、タイトルと異なり、倫理学の概説書としては良質である。
内容としては、規範倫理学・メタ倫理学・法哲学・応用倫理学のひとつである医療倫理学の4つに大別される。規範倫理学では、「正の理論」と「善の理論」という整理がされていて、こうした試みは類書では見られない。また、法哲学のとの境界領域に言及されている点が、非常に有用である。
Ⅰと比較すると、倫理理論の紹介がほとんどであり、ケースは少ない。しかし、その分この分野に興味がなくても読めるだろう。




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